lifesuckssssのブログ

大学1年生のほのぼの日常ブログ

久しぶりに死ぬほど笑った

これを書いてるのは2019年6月20日、例によってまったく興味も湧かない必修がある木曜日。前は授業中に暇だからといって書いてたこのブログも、いまは特段慌てるような気持ちもない足取りで乗り込んだ、遅刻確定の電車で書いてる。そう言えば今日はオリンピックの観覧の抽選結果が発表されるらしい。テニスとバスケ、申し込んではみたけど別に徳を積んできたわけでもないので落選が目に見えてる。なんなら将来の夢を聞かれた時に目をキラキラ輝かせてプロスポーツ選手と答える健気な少年少女や、アマチュアでも趣味でもそのスポーツに没頭して時間も約束事も課題もそっちのけにしてしまうようなフリークに当たって欲しい。サークルのみんなで観覧行こうぜ、みたいな人達や、インスタのストーリーに上げるためにオリンピックに行こうとしてる大学生には当たって欲しくない。

 

もともとうるさいだけで集団でしか行動できない"そっち側"の人間だった訳では無いけれど、授業に遅刻したり、呑気な大学生とか他人を批判するようなタイプでもなかった。高校生のときは友達と旅行に行ったり、スノーボードをしに行ったり、散々遊び尽くしてたわけでこんな否定的で自堕落な生活とはかけ離れていたけれど、大学に入ってそれはまるで変わってしまった。目に黒い膜が貼られているように見えるもの全てがネガティヴ。そう言えば男なんでわかんないんですけど、カラコンって色の見え方って変わんないんですか??

 

大学に入って2ヶ月ちょっと、いろいろ絶望した。まず、選んだ学部にやりたいことが無い。内部進学なので、とくに何も考えず就職に強いということと、自分の行ける中で一番良い学部ということで法学部政治学科を選んだのだけど、完全に遣損い、不首尾だった。選択科目に重きを置き、逆に必修に行かなくなるという本来大学であるべきではない姿もこのせいだ。友達から「お前本当にヤバいよ?笑」というLINEにも、「評価はCでいいから、単位だけとれればいい笑」としか言いようがなく、すぐにトークを閉じた。「ノートちょうだい!」と言っても嫌な顔をされ、こっちも申し訳なくなってきたのもあり、それさえも言わなくなった。

 

じゃあ授業外で自分の力でなにかしているのかというと、何もしていない。サークルではいったバンドも、タバコの煙や薬物の影に嫌気がさして行かなくなった。それ以来ギターもろくに触らず今では部屋のインテリアとしてホコリを被っている。唯一メディア関連に興味があったのでメディア系の研究所に入るために勉強しようと思ったが、漠然な志望理由すら見つからず、動機なんてないまま勉強していても、既にライター活動を始めてお金を稼いでいる者やアナウンサー養成学校に通ってる奴ら横目にはやる気というやる気が削がれてしまう。

 

そんなこんなでも大学に入って好きな人が出来た。同じテニスサークルの同学年の女子で、新入生歓迎会の食事会で仲良くなった。人見知りせず先輩に対しても同輩に対してもよく喋る子で、最初は少し怖かったが話してるうちに天真爛漫さに惹かれた。また、彼女はAO入試ということもあって将来のビジョンに芯があり、そんな自分にないものを持っているところに尊敬の念を抱いた。ただ奥手な自分は2人で遊びに誘うことも出来ず、いつまでもサークルの大人数のうちのひとりで、特別な存在にはなれない。それに加えその子には彼氏がいるという噂を耳に挟んで、より一層彼女が遠く見えてしまう。毎日続けてたLINEも、心做しか素っ気なくなってきているように思う。深夜まで会話し続けたあのLINEはなんだったのか。今ではケータイに届く通知も、すぐにタップすることもなく横にスライドして後回しにしてしまう。かと思えば、男子間のノリでやった自分の匂わせのインスタの投稿には「それ女????」と反応してきたり、相手の思うところが全く掴めない。

 

昨日、水曜日のダウンタウンを観た。「IKKOワード言わせ合い対決」をしていた。全く意味が分からない企画ばかりするこの番組が大好きだった。偽ロケ中に「背負い投げ〜」を言わせたいフジモンが、射的の銃を構えるときにその銃を背負い投げのようにして担いだ。言わせたい意思がわかり易すぎて、それが面白かった。ただの誘導、ジェスチャーゲームだった。でもIKKOの口からでたのはその意思に反して、「カムサハムニダ〜」だった。僕は死ぬほど笑った。訳が分からなかった。「カムサハムニダ」という単語の意味、その語感、フジモンの困惑した顔、全てがツボだった。三分くらい、呼吸が苦しく腹筋に力が入り目からは涙がでる状態が続いた。その時口の中に入っていたご飯も味が分からなくなるくらいだった。

 

そしてこんなに笑ったのは数ヶ月ぶりだと気づいた。

 

それと同時に、僕の頭の中には学校の絶望も、恋愛の悩みも何一つ残らず抜け落ち、まるで産まれた瞬間くらい心が純粋になり、幸福だった。今の自分に足りてないものはこれだと思った。

 

お笑いってある種の薬物みたいなものだ。

ただ誰にも害のない、透き通ったもの。本当にすばらしいと思う。

 

 

 

 

 

やっぱりメディア系、テレビ局を目指して勉強しようか。